炭の魔法

時計のない時間、心躍るおいしさ、自然の癒しをまねく炭。

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2022-01-01から1年間の記事一覧

明日の炭の可能性:Tomorrow never dies!

20世紀半ばの日本は製炭大国。 木炭生産量は年間100万トン超え、日本以上に木炭を生産していたのはソ連ぐらいでした。国内木材消費量の15%が製炭に。木炭の7割が家庭燃料に使われていました。 21世紀にはいると国内生産量は約2万トン。全体の炭使用量の約9…

備長炭の原木:All aboutウバメガシ

今の日本でもっとも知られている炭は? おそらく、備長炭ではないでしょうか。 備長炭は白炭のなかでも、ウバメガシ、カシを原木としたものです。 昔は農林規格で、馬目備長、樫備長と区別されていました。 職人さんたちの間で重宝される馬目備長。 その原木…

炭火でコーヒー自家焙煎:あなただけの一杯を!

寒くなってくると、飲みたくなるコーヒー。 カフェや喫茶店で、プロが焙煎し淹れてくれたコーヒーを味わう。 とても贅沢な時間ですが、それとはまた違うコーヒーの美味しさを教えてくれるのが自家焙煎です。 炭火で自家焙煎。長年、週末のコーヒーローストを…

新米をさらに美味しく!炭火で炊く土鍋ご飯とおにぎり 

秋も深まり、新米の季節です。 炊飯器で炊いてももちろん美味しい新米ですが、土鍋で炊くと味わいアップ。 さらに、ガスコンロではなく七輪で炊くと! 炭の魔法で、新米の美味しさに磨きがかかります。黒炭と白炭、土鍋ご飯の炊飯に最適な炭の種類は? ご飯…

光と陰のやわらかな表現者:画用木炭

暑くもなく、寒くもなく、過ごしやすい今の時期。 美術鑑賞にも、自分で絵を描くにも適した芸術の秋です。 木炭は、美術の世界でも、画材として独特の存在感を放っています。 たとえば、エドガー・ドガさんの「踊り子」。油絵の美しさだけでなく、木炭と鉛筆…

食材の美味しさ引き出す炭火炊き

炭火を使った料理といえば、炭火焼き。 焼鳥に鰻。炭火焼きせんべい。 ガスで焼くより炭火で焼いたほうが、食材の持ち味を活かせて美味しくなることは良く知られていますが、炭火での煮炊きは? 直火調理でない煮炊きだと、ガスでも、炭でも、影響なさそうに…

火の獲得がもたらしたヒトの進化!

一気に寒くなりました。 まるで冬のようです。 寒い日に、炭火を囲むととても落ち着く。 暖まるのが大きいけれど、それだけではなさそうです。 炭火の明るさのゆらぎ。動物の生体リズムといわれる「1/fのゆらぎ」の心地よさ。 さまざまな脅威から、火によっ…

炭の副産物:ウッドビネガーでクマ退散!

黄金色に輝く稲穂に彼岸花。 10月に入って、秋も本番です。 食欲の秋はヒトだけのものにあらず! 野生の動物たちにとっても同じようで、動きが活発になります。 山歩きで一番ばったり出会いたくない大型野生動物、クマ。 そんなクマが苦手とするのが、ウッド…

伝統チーズ:美味しさを高める炭!

黒い食べものには、手が伸びない。 カリフォルニアロールが海苔を中に巻き込んでいるのも、海苔の黒さを隠すため。 食べつけていないと、そんなものかなと実感はありませんでした。けれど、はじめて黒いチーズをすすめられたとき、やはり躊躇。食べたいと思…

キャンプの名脇役:自然の火

空の下で食べるご飯は美味しい。 いつものおにぎり、サンドイッチ、お弁当。 屋外で食べると、不思議となんでも美味しく感じます。 ベランダでも、河原でも、手軽にキャンプ気分が味わえる! このキャンプ気分を、さらに盛り上げてくれるのが自然の火です。 …

2022年秋 おすすめのブログ

今週のお題「おすすめブログ紹介」 全く違う世界に驚いたり、自分のアンテナにはかからない情報をもらったり、いい話しにほろりとしたり。紹介したいブログはたくさんありますが、ようやく暑さも和らぎ秋の気配を感じる今。 芸術の秋に、おすすめしたいブロ…

電磁波を防ぐ強力なシールド:木炭!

電磁波による健康被害。 1980年代後半から症例が報告され始めました。 スマホや携帯電話などの普及率が9割を超え、Wi-fiにBluetoothといった無線通信機器が一般的になった現在、無線周波数電磁波があふれています。 木炭は、エネルギー利用にとどまらず、多…

日本人の感性と炭火の風情:日々に宿る美しさ

茶道で使う茶の湯炭。爆跳することがあるそうです。 お茶室で使う前に炭を一度洗うためで、乾燥が十分でないと爆跳が起こりやすくなります。また、炭火から漂うクヌギのほのかな香りが好まれることから、茶の湯の炭の焼きをあまくしているのも一因といわれて…

炭火のリスクマネジメント:爆跳

生きている火、炭火。 炭火を安全に楽しむために、気をつけたいこと。 一酸化炭素中毒(こちらをどうぞ) 消火方法(こちらをどうぞ) に続く3点目は「爆跳」です。 広辞苑にも載っていない爆跳とは?

そしてある日、炭が焼きたくなったら!

手軽に炭を焼く方法として知名度の高い、ドラム缶による炭焼き。 90年代後半からの炭ブームのときには、空前の人気を博しました。 手軽そうなドラム缶ですが、設置・保管に場所をとる、高熱・酸化に弱い、調整の技術が必要といった課題もありました。 20年以…

行き詰まったら炭!? 不便益の効果

「ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも 行き詰まりを感じているなら、 不便をとり入れてみてはどうですか? 」という長いタイトルの本があります。著者は京都先端科学大学の川上浩司さん。 不便益研究の第一人者です。社会では便利、最短、効率の追求が…

自由で気ままを満喫!ソロ七輪

まぶしい太陽に、入道雲。夏です! 夏といえば、キャンプ。 根強い人気の一人キャンプ、ソロキャン。 好きなことを、好きなときに、好きなだけを楽しむ。 「五感のが鋭くなる感覚」を得られるのもソロキャンの魅力の一つとか。 そのソロキャンと同じ開放感、…

最近あった3つのいいこと

今週のお題「最近あった3つのいいこと」。 炭関連でもありました、いいこと3つ!

埋炭の効果3:植物の生育に役立つ!

蔵の敷地に埋炭、麹室は四方に炭を埋め込み、 蔵付き微生物だけで日本酒を醸す寺田本家。 原料のお米を無農薬で栽培するべく、田んぼにも炭を埋めました。 生命力の強いイネが育ち、天候不順や台風にも負けず良質なお米を収穫。 他にも、りんご、ゆず、野菜…

埋炭の効果2:発酵の場を整える!

「 職人のチーズでよく知られた地域とは言いがたい国、日本。 けれど、この日が昇る国に燦然と輝くチーズがある。 甘さ、酸味、塩味のバランスが絶妙なチーズ、サクラ。」 海外のチーズ専門誌が絶賛しているのは、共働学舎新得農場のナチュラルチーズです。 …

本格バーベキューに!ブラックラブ

明日から、お天気は下り坂のもよう。 貴重な晴れの日なので、埋炭はまたにしてバーベキューです。 バーベキューのお肉の味付け、どうしていますか? 焼いたお肉にバーベキューソースや、焼肉のたれをつけていただく。マリネ液に漬けこんで焼くのも美味しいで…

埋炭の効果1:湿度調節で建物を守る!

日本の雨期、梅雨。 梅雨時期に欠かせない湿気対策。押入れ、クローゼット、下駄箱にこもる湿気取りに役立つ除湿剤や調湿剤には、活性炭や木炭を使った製品もよく見かけます。 炭の活躍は室内の湿気にとどまりません。 地中に埋めたり、床下に敷いてもパワー…

最高品質のチャコールブリケット!オガ炭

はっきりしないお天気が続きます。 いつ梅雨入り宣言が出ても驚かない曇り空。 今週のお題「何して遊んだ」。 五月晴れの日には、青空の下でお庭グルメ、七輪BBQを楽しみたい! 手軽に七輪BBQをかなえてくれるのがオガ炭です。

梅干をパワーアップ!梅干の黒焼

きれいな花を咲かせていた梅。 気がつくと、すっかり梅の実の収穫の季節です。 梅といえば梅干。 梅干は昔から黒焼にして重宝されてきました(黒焼についてはこちらをどうぞ)。 さまざまな薬効があるといわれる梅干の黒焼の効果、その作り方は?

炭木の山で歌う!幸せの青い鳥オオルリ

炭の原木の山には、たくさんの生きものが住んでいます。 リス、ウサギ、アナグマ、シカ、イノシシ、サル、etc。 だいぶ暖かくなり、春から秋までを日本で過ごす渡り鳥の声も聞こえてきます。 目の覚めるような青、瑠璃の色が美しいオオルリ。 初夏の炭木の山…

草木の精、お誕生日おめでとう!

備長炭三大産地のひとつ高知県。 4月24日は高知県出身の植物学者、牧野富太郎さんのお誕生日でした。 日本植物分類学の父、牧野さんの功績を讃え、4月24日は植物学の日に制定されています。 あまりに植物に夢中になるので「自分はあるいは草木の精じゃないか…

タケノコの素顔:まるごと炭火焼き

春の味覚、タケノコ。 炭火焼きというと、鰻の蒲焼、焼鳥。サザエや伊勢エビの海賊焼き。野菜の炭火焼きはあまり耳にしませんが、実は野菜こそ炭火焼きで食べると美味しい。 瞬く間に生長するタケノコ。旬を逃さず炭火焼にすると、新しいタケノコの魅力に出…

磨けばひかる!森の宝石:白炭

お部屋に置いておくだけで、さまざまな効果を発揮してくれる炭。 調湿や消臭の効果は良く知られていますが、炭は、私たちが意識的に捉えられない微量物質も調整して環境を快適に整えてくれます。お部屋に置いておきたいアイテム。高い機能性を誇る炭ですが、…

春に最適!スーパーフードのシリアルバー

エナジーバー、プロテインバー、ビューティバー。 手軽に食べれる栄養バー。時間がないときの栄養補給や、ハイキングなどの行動食にもぴったり。目的に合わせて、種類もどんどん増えています。 チョコレートバーが進化した栄養バーは外国生まれ。手作りのレ…

自然の香りのいやし:ナチュラルインセンス

知り合いにもらったアカマツの木片。 松やにがたまっている、ひときわ香りのよい箇所だと聞きました。 そのままよりも火をつけた方が香りが立つ。木片に火をつけると、火がともっていましたが直に消えてしまいました。こういうときは、炭の出番。 ネイティブ…