炭の魔法

時計のない時間、心躍るおいしさ、自然の癒しをまねく炭。

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本格バーベキューに!ブラックラブ

明日から、お天気は下り坂のもよう。

貴重な晴れの日なので、埋炭はまたにしてバーベキューです。

バーベキューのお肉の味付け、どうしていますか?

焼いたお肉にバーベキューソースや、焼肉のたれをつけていただく。マリネ液に漬けこんで焼くのも美味しいです。

バーベキューの本場、アメリカで人気なのがバーベキューラブ(BBQ Rub)。スパイスミックスを食材にすり込む(Rub)方法です。簡単に食材を美味しくするバーベキューラブ。

フレンチのシェフによる食用炭を使ったブラックラブのレシピを見つけました。

フレンチ・シェフの「炭と火」のレストラン

ミシュラン2ツ星シェフ、ジョサイア・シトリンさん。

フランスで料理修行中に通っていたレストランの「生きた火(ライブ・ファイヤー)」に触れた料理、炭の匂い、にぎやかな雰囲気が忘れられないといいます。どこかにマジカルな要素があったと。

自宅で趣味で調理していたバーベキューを、地域の人たちと分かち合いたいと始めたのがレストラン、Charcoal。

ジョサイアさんの著書「炭火で焼く: カリフォルニア発、進化系BBQキュイジーヌ」では、Charcoalの人気メニューのレシピをおしみなく公開。ブラックラブもそのうちの一つです。

ブラックセージラブ

  • セージパウダー              大匙2
  • ブラウンシュガー          大匙2
  • 活性炭(粉末)              大匙1
  • カイエンヌペッパー               小匙1
  • スモークパプリカパウダー    小匙1

容器にすべての材料を入れてよく混ぜます。鶏肉、仔羊、豚によくあうブラックセージラブ。食材にすり込み30分間おいて焼きます。密閉容器に入れたラブは常温で約3ヶ月保存可。

ブラッククミンラブ

ジョサイアさんのレシピを参考にしたクミンバージョンです。

本には活性炭には土臭さとスモーキーな風味がある、とありました。手元の竹炭の粉末は無臭なので、若干スモーキーさのある梅干の黒焼を活用(梅干の黒焼についてはこちらをどうぞ)。梅干の塩気があるので塩は加えなくても十分でした。

  • クミンパウダー           大匙1/2
  • ブラウンシュガー       大匙1
  • 梅干の黒焼粉末          大匙1/2
  • レッドペッパー          小匙1/2

ブラッククミンラブを鶏肉にすり込み、七輪バーベキュー。

スパイスの存在感はあるのにおだやかなミックスで、鶏肉の美味しさが一際アップ。

いつもはご飯にふりかけている梅干の黒焼。バーベキューラブにするとは思いもしませんでした。ジョサイアさんのいう、マジカルな要素がスパークしたようです。

おわりに

「炭火で焼く」には、試したくなる美味しそうなレシピがつまっています。

写真もきれいで魅力的。バーベキューやお家でのグリルに、新しい風を取り入れたくなったら手に取りたい1冊です。

 

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<参考資料>ジョサイア・シトリンら, 2020, 炭火で焼く: カリフォルニア発、進化系BBQキュイジーヌ, 柴田書店