お部屋に置いておくだけで、さまざまな効果を発揮してくれる炭。
調湿や消臭の効果は良く知られていますが、炭は、私たちが意識的に捉えられない微量物質も調整して環境を快適に整えてくれます。お部屋に置いておきたいアイテム。高い機能性を誇る炭ですが、見た目はいささか無機質。
白炭の切り口は、黒曜石のように光沢があって輝いています。白炭を磨くとツヤがでて綺麗かも。白炭や備長炭をアクセサリーに加工・販売しているサイトもありますが、磨く工程は企業秘密。
今週のお題は「わたしのお部屋」。部屋に置いている白炭を輝かせてみたい。試してみることにしました。
白炭の磨き方
磨く炭は、かたい白炭。やわらかい黒炭だと、すぐに砕けてしまいます。
ハンドサンドペーパー、紙やすりを使うことにしました。
100均で手に入る木工用サンドペーパーの10枚セット。最も荒い80番で始めましたが、炭が面白いように削れます。
白炭の角はとても鋭い。手を切ってしまうぐらいシャープなものもありますが、80番でこすると簡単に角がとれます。水道水の浄水や炊飯に使ったりと日常使いの白炭は、80番で角を落としておくと扱いがラクになりそうです。
80番の次は、120番、240番、400番、600番と続けましたが。それほど、つやはでません。そこで、金属用のサンドペーパーセットに移りました。金属用のサンドペーパー、800番から試したところ、光沢が感じられるようになってきました。さらに、1200番で磨くとさらにつやが。サンドペーパーの仕上げは2000番で。
これで終わりではちょっと寂しい。
ふと青竹を磨くのに米ぬかを使うということを思い出し、米ぬかで磨いてみることにしました。米ぬかに水少々を加えて布で磨きましたが、最後は素手で米ぬかの油分をすりこむようにしたところ、やわらかな光沢を放つ仕上がりに。
磨き白炭の思わぬ効果
磨いた白炭は、触り心地がとてもなめらか。
思わず手に取りたくなります。木炭や竹炭を治療に使うはり治療院もあるそうです。炭を肌や体に当てることで、症状を軽減させるとか。下の写真の炭は長さ6㎝で立てておけます。デスク周りに置いておくと、首や肩をほぐすのにも使えて良いかもしれません。白炭の電磁波遮蔽効果も健康にプラス。
おわりに
備長炭オパール。プロが磨くとオパールのように輝くといいます。
サンドペーパーでは宝石のような輝きを得ることはできませんでした。けれど、やわらかく光を反射して輝く姿には、独特の美しさがあります。時間をかけて磨いていたせいか、愛着がわいてお気に入りの一本になりました。