マルチタレントな備長炭!効果的な使い方
炭は不思議です。
熱源としてだけでなく、実にたくさんの才能があり様々な分野で活躍。
なかでも、備長炭はその硬さと美しさゆえ、身近に置いておきたい炭の筆頭にあがります。
もし、手のひらサイズの備長炭が数本手に入ったら。
日々の生活に役立つ備長炭、その使い方の特集です。
ご飯を美味しく
熱源以外の使い方として、おそらく一番よく知られているのが炭炊飯。
その効果と使い方です。
水をきれいに
ご飯とならんで、備長炭の使い方として人気があるのは浄水。
フランスでもBinchotanは100%ナチュラルな浄水フィルターとして好まれています。
浄水方法についてはこちらをどうぞ。
足湯で全身リラックス
温泉やスパ。
なぜ、あれほど気持ち良いのでしょう。
力がぬけて、至福のひととき。
お家で気軽に味わいたい、そんな願いを叶えてくれるのが足湯です。
頭寒足熱。足をあたためると、血行が良くなって身体全体がぽかぽか。
備長炭を入れることで、お湯がまろやかに。
温泉やスパの疑似体験をどうぞ!
快適な眠りの手助け
炭を枕に入れてるとリラックスして深い眠りが訪れる。
睡眠の質を高めてくれる効果は、炭のミクロな孔が余分な湿気、汚れた空気やガスを吸着してくれるためだそうです。
備長炭は1~2本をそのまま、布などにくるんで枕の中に入れます。本「炭の力」では、炭を細かく砕いて袋に詰め枕の中に入れることをすすめていました。
枕に入れた炭は、月に3~4回、日光に当てて天日干しをしましょう。
身体の調子を整える
とある針治療院で取り入れられている炭の体当て。
ここでは、糖尿病により食欲不振が長く続く人に、炭を腹部に当てる治療を続けたところ、症状が改善。炭がもたらす経絡への刺激が体調の回復に効くようです。
炭の体当て、ジュビロ磐田のトレーナーも採用し、傷めた部位に炭を当て選手の健康維持、増進に活用していました。
備長炭はそのまま体に当てる。腹部や背中などの広い場所には、備長炭を5-6本用意して、一本ずつ入るように布で縫い合わせたものを作ると便利です。
光り輝くあなただけの1本に
硬さが特徴の備長炭、磨くと光りを放ちます。
手に入れた備長炭をサンドペーパーで磨くのもおすすめです。
体当て用や、オブジェとして飾るのを磨いてみませんか。
手を使って磨く時間も楽しいですが、なんといっても自分で磨くと愛着がわきます。
磨き方はこちらをどうぞ。
水にぬらしたら燃焼に注意
炭はほんの少しでも水を含むと、火をつけたときに爆跳するのでとても危険です。
多目的用に販売されている炭は、かるく水洗いをしてあり、湿気を完全に防ぐ包装ではないことが多いため燃焼にはむきません。
<参考資料>炭活用研究会(編著)杉浦銀治(監修), 2014「図解よくわかる炭の力」日刊工業新聞社; 炭文化研究所(編), 2019. 「エコロジー炭暮らし術」創森社;社団法人全国燃料協会