自分にご褒美!お家フットスパで温かくリラックス
寒い日が続きます。冷たい空気に、どうしても身体がこわばってしまいます。
今週のお題「自分に贈りたいもの」。
温泉にでも行きたいけれど、なかなか行けない。
そんなときは、お家で簡単にできるフットスパを自分にプレゼント。
フットスパの効果は?
お湯で足を温めるフットスパ。足しか温めていないのに、温浴効果がすぐにあらわれるのが魅力です。収縮した毛細血管を広げ、温かくなった血液を体中に循環。足の疲れがとれるのはもちろん、体のこわばりがほぐれ、緊張やストレスも和らぎます。
環境の違いや心理的な理由で眠りが浅かった、病院の入院患者さん。フットスパと足のマッサージを行ったところ、眠りの質が改善されたという研究報告もあり、リラックス効果が確認されています。
炭でまろやかなお湯に
せっかくの贈りもの。お水にもこだわりたいので、炭の力を借ります。
東京の銭湯でひそかに備長炭と木酢液を入れたところ、今までとは違うまろやかなお湯として人気だったそうです。
炭風呂が心地良い秘密は?
一番風呂に入った時に、肌にピリピリ感を感じることがあります。これは、水道水に含まれる塩素のしわざですが、炭をいれると塩素を吸着してくれ、お湯がなめらかに。
炭には、炭酸カリウム、炭酸カルシウムなどのアルカリ成分が1~3%含まれているので、炭を入れたお湯は弱アルカリ性に。アルカリ性のお湯はやわらかく、肌がすべすべする感じがするのが特徴です。
フットスパの方法
- 足をつける容器は、両足がのびのびできるものを用意。発泡スチロールの箱、大きめのバケツなどがありますが、冷めにくい発泡スチロールの箱がおすすめ。ふたがあるとさらに便利です。
- フットスパは、少し熱めのほうが効き目があります。40度以上、42-43度ぐらいのお湯を足首の上がつかるまで注ぎます。
- 炭はお湯のなかにいれてもくずれない硬い白炭。直径2-3cm、長さ7-10cmぐらいのものを1本入れます。
- 湯温が下がってきたら、お湯を足すようにして温度をキープ。15分間温めながら、ゆったりとリラックスしてください。
おわりに
最初は、気持ちいいの一言!
そのうち、身体が温まってきて、自然とのびをしたり、肩や首を動かしていました。血行が良くなっているのが実感できます。湯温が高めのためか、温泉場の足湯とは大分違います。
リフレクソロジーでも人気の高いフットスパ。
15分のご褒美時間、週末に試してみてください。
<参考資料>日本温泉協会;川嶋明, 2018. その不調冷えが原因です. 池田書店.;炭文化研究所(編), 2019. 「エコロジー炭暮らし術」創森社;原久子, 2004. 足を温めて健康になる!実業之日本社 ;Rahmani, A., et al., 2016. Comparing the Effect of Foot Reflexology Massage, Foot Bath and Their Combination on Quality of Sleep in Patients with Acute Coronary Syndrome. J Caring Sci. 5: 299–306.