赤ワインが少しだけ余ってしまった。
そんなワインを美味しく活かせるのがワインソルト。大さじ3杯のワインで作れます。
作っておくと、ちょっとしたときにアクセントとして使えて便利。
作り方
作り方はとてもシンプル。必要なのは赤ワインにお塩のみです。
【分量】
・赤ワイン 大さじ3杯
・塩 大さじ2杯
ワインと塩を土鍋もしくはフライパンに入れて、火にかけます。焦がさないように、木べらなどで混ぜながら、水分が飛ぶまで煮詰めたら出来上がりです。
赤ワインは、どのようなものでも大丈夫。お塩はサラサラのタイプのものより、質感のあるお塩のほうが向いています。
ワインの香りの幸せ
ワインソルトを作っている間のお楽しみは、なんといってもワインの香り。ワインに火が伝わりはじめると、あたたかいワインの香りが立ち上り、ホットワインを飲んでいる時のような幸せな気分に包まれます。
ガスコンロでも作れますが、七輪を使うとワインの入った土鍋との距離が近くなって、幸せ気分が高まります。上の分量は使うにはちょうどいい量ですが、あっという間にできてしまい、ワイン香を楽しむ時間が短いのが残念。
色を楽しむお塩
でき上った深紅のお塩からは、ほのかなワインの香り。
味はまろやかで、旨みが増すように感じます。
そして、魅力的なのがワインソルトの色。
鮮やかな深紅の色は、力を与えてくれるようです。野菜スティックに、オリーブオイルで焼いた野菜にもどうぞ。美味しいパンに、オリーブオイルとワインソルトの組合せも合います。BBQのときにも、楽しい調味料として活躍してくれます。
何にでも合いますが、気をつけたいのが卵料理。弱アルカリ性の卵は、せっかくの赤ワインの深紅の色を紫っぽい青色に変えてしまいます。
おわりに
お店では売っていない、自分だけのワインレッドのお塩。使う赤ワインによって、少しずつ色が違うのも楽しみのひとつです。食卓にあると、ちょっと気分が華やぎます。
<参考資料>角田 真秀, 2021「塩の料理帖」誠文堂新光社。