スペアリブ、ステーキ、鮎の塩焼き。炭火で焼くと美味しい、きらびやかな食材はよく取り上げられていますが、今回注目したいのは毎日の食材です。普段食べている食材も炭火で焼くと、いつもとは違う美味しさが引き出されます。とりわけ炭火焼きと相性抜群の食材10選のランキングです。
1位 おにぎり
一番のおすすめは、おにぎり。いつものおにぎりも、炭火で焼くとまるで別物。違った美味しさが味わえます。表面のおこげの部分の芳ばしさもさることながら、おこげにはさまれたご飯の美味しさが格別です。おこげ部分が冷めても中はあたたかく、かめばかむほどお米の甘味が口の中に広がります。写真は、小ぶりの玄米おにぎり。いつもなら足りない量ですが、焼きおにぎりにすると満たされ効果が高いせいか2個で十分です。炊き立てのご飯とは違うお米の美味しさを、しみじみと実感させてくれる「炭火焼きおにぎり」です。
2位 さつまいも
スーパーフードとして名高いさつまいも。貯蔵したさつまいもが甘味を増すこれからの季節、さつまいもを良く食べます。さつまいもは、炊飯器にごく少量の水を入れて蒸しても十分美味しいですが、特別な日には炭火焼きにします。じっくり加熱によって旨みが引き出され、水分はほどよく蒸発し、芳ばしい香りが鼻をくすぐる炭火焼きいも。寒い季節の極上のおやつです。(おいもの美味しさ満喫 炭火焼き芋 - 炭の魔法)
3位 しし唐
BBQのときにはお肉やお魚の陰で脇役に徹し、食べ時を過ぎて片隅に寄せられることも多い野菜。野菜のなかでもしし唐は、目立つ存在ではありませんが、上手に焼いてあげるとそれは美味しい。切ってしまうと水分が飛びやすくなるので、そのまま焼きます。火の通りが早いため目を離さずにときどきひっくり返します。少し焦げ目がついたところをどうぞ。しし唐のやさしい滋味が口のなかに花開きます。
4位 じゃこ天、煮干し、パン、さといも、しいたけ
甲乙つけがたい4位入賞が5つならびました。
じゃこ天
いつものじゃこ天も炭火焼きにすると料亭の味に。表面の芳ばしい香りが食欲をそそり、口に入れるとお魚の旨味が広がります。あっという間に焼けるので、食べる準備を万端にしてから網にのせましょう。
煮干し
煮干しなどの小魚は、炭火であぶるとパリッとして、干し魚特有の匂いもとんでしまいます。そして、冷めても美味しい。晩酌のあてに炭火であらかじめあぶっておくと、気の利いたおつまみになります。
パン
炭火焼きのパンも美味しいです。写真のイングリッシュマフィンは、表面をカリっとさせてチーズをのせて食べました。厚めに切った食パンを炭火で焼くのもおすすめです。
さといも
さといもは炭火焼にするとほっこり感が増します。ホクホクのさといもを食べたい方は、さといもをそのまま網にのせてじっくり炭火焼きしてください。さといもの皮の天ぷらが美味しいと聞いて、炭火焼きにしてパリパリ感のあるさといもの皮を食べてみました。里芋の皮を食べるという発想なかったのですが、たしかに皮も美味しい。
しいたけ
シイタケマッシュルームと言われるくらい、日本の食材としてよく知られるしいたけ。さまざまな料理に使われ、ふだんから口にすることも多いきのこです。なじみの深いしいたけですが、しいたけのもつ本来の風味を、今一度確認したくなったら炭火焼きがおすすめです(冬が来る前に食べたい 炭火焼きしいたけ - 炭の魔法)。
9位 グリル卵、にんにく
9位にはグリル卵とにんにくがランクインです。
グリル卵
一時、焼き卵が話題になりました。水分がぬけて美味しいといわれる白身のプリプリ感。私には強すぎました。ハフポストでみた「スモーキーでとろ~ん」のグリル卵を食べてみたいのですが、そもそもバーベキューコンロで作るグリル卵。七輪と上から覆う容器ではうまくいかず、試行錯誤が続きます。
にんにく
炭火焼きにするまで、にんにくを1片食べるとことは考えたことがありませんでした。炭火焼きにすると、にんにく独特のにおいが飛び、ホクホクして美味しいです。にんにくが土の中で育ってきたことを思い出させてくれる炭火焼きにんにくです。
<参照>グリル卵はスモーキーでとろ〜ん。手違いからできためちゃくちゃ美味しい一品 | ハフポスト LIFE