炭の魔法

時計のない時間、心躍るおいしさ、自然の癒しをまねく炭。

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自然の香りのいやし:ナチュラルインセンス

知り合いにもらったアカマツの木片。

松やにがたまっている、ひときわ香りのよい箇所だと聞きました。

そのままよりも火をつけた方が香りが立つ。木片に火をつけると、火がともっていましたが直に消えてしまいました。こういうときは、炭の出番。

ネイティブアメリカンが浄化のために使うホワイトセージ、南米の聖なる木パロサントなど、植物そのものをお香にするナチュラルインセンスも同じです。うまく火がつかないとき、炭はあたたかくサポートしてくれます。

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昆虫食ならぬ昆虫薬:現代医学の盲点をうめる黒焼!?

現代の炭のお薬といえば活性炭

活性炭の強い吸着性を活かして、解毒や整腸に使われています。

けれど、東洋では、炭化した植物や動物を「黒焼薬」として様々な薬に用いてきました。環境負荷が少ない食べもの昆虫食が話題ですが、黒焼薬には昆虫の黒焼も。

黒焼薬には、一体どんな薬効があるのでしょう?

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忘れがたい炭の元祖:消炭

お店で見かけることもなければ、名前を耳にすることもない炭、消炭。

鰻や焼鳥の備長炭、様々な形で使われている活性炭と違って、私たちの生活からもっとも遠いところにいる炭かもしれません。

しかし、消炭はあらゆる炭の原形。そして、炭の字が唯一使われている色が消炭色。日本の色名として、その名が今もなお使われているユニークな存在です。消炭とはどんな炭なのでしょう。

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桜とあんと炭と

桜の季節です。

桜というと、満開の桜で始まる映画「あん」を思い出します。

樹木希林さん演じる徳江さんは、あん作りの名人。

それほど繁盛していないどら焼き屋さんに、働きたいとやってきます。

どら春の店長の永瀬正敏さん、最初は渋っていました。それが、徳江さんの作ったあんを食べて心が動きます。働いてほしいと願うようになった、香りも甘味も奥深いあんとは?

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進化し続ける炭:活性炭

コンビニやスーパーに必ずある炭といえば、活性炭。

脱臭剤、除湿剤として棚に並び、使い捨てカイロにも身を潜めています。

活性炭は、21世紀前半の私たちの暮らしのなかで一番身近な「炭」です。あらためて、活性炭ってどんな炭?新たな分野にも活躍の場を広げている活性炭とは?

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気候変動対策の秘策!バイオ炭

国立環境研究所によると、2019年度の日本の温室効果ガス総排出量は二酸化炭素換算で12億1,200万t。一方の吸収量は4,590万tと、排出量の4%に過ぎません。

2050年のカーボンニュートラル達成は遠い道のりのよう。。。

排出量削減の方法は、エネルギー関連を中心によく耳にします。吸収量を増やす方法は主に、森林の適切な整備による吸収量の向上。そこに、炭素を土壌に閉じ込めることで固定する方法が登場しました。バイオ炭です。

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【七輪グルメ】江戸の食通が絶賛!さつまいもの塩がま蒸

2月は、さつまいもが美味しい季節。

貯蔵中に糖が増えるさつまいもは、秋に収穫されてから時間のたった今が食べごろ。

さつまいもの糖度は収穫されてからゆるいカーブを描いてあがり、2月下旬にピークに達する品種が多いです。

美味しくなったさつまいも、どうやっていただきますか?

スィートポテト、おいもの天ぷら、大学芋、おいもご飯に、お味噌汁の具。そして、じっくりと焼き上げた石焼きいも。石焼きいもを超える食べ方はないだろうと思っていましたが、新たに気になる料理が表れました。塩がま蒸です。

塩がま蒸は、江戸時代のさつまいもの料理本で最も美味と賞された一品。江戸の食通が絶賛するそのお味とは?

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